パンガシウスって知っていますか?

 パンガシウス(学名:Pangasianodon hypophthalmus)は、メコン川原産の淡水ナマズの一種で、ベトナムを中心に大規模な養殖が行われています。その食性は雑食性で、野生下では小魚、水生昆虫、植物の残骸などを食べます。養殖においては、主に植物性の飼料が用いられ、魚粉の使用量は比較的少ないことが特徴です。

低価格と高タンパク低脂質という栄養価の高さから、加工食品や外食産業で幅広く利用され、経済的なメリットが大きい魚種です。日本への輸入量も増加傾向にあります。

 近年、世界的なタンパク質需要の高まりと環境負荷への懸念から、持続可能な食料生産の重要性が増しています。その中で、安価で成長が早く、骨や臭みが少ないことから「白身魚の優等生」として注目されるパンガシウスの養殖と、その飼料における新たな選択肢としてのアメリカミズアブが注目を集めています。

日本ではくら寿司さまがネタとして提供していますので、是非食べてみてください