エサ代高騰などで収益ひっ迫 魚類養殖「清水海産」が破産開始決定 負債総額は約5.5億円 愛媛県愛南町

このようなニュースがありました。

水産業で餌代は全体の事業費の6-7割と言われています。
エサの半分はカタクチイワシなどから作られる魚粉です。
近年カタクチイワシの漁獲上限に達しておりこれ以上、天然資源に頼るのは難しい状況です
また、陸上養殖などの技術の発展で飼料の需要が急増し、それに伴いカタクチイワシや飼料の需要が増大しています。

魚粉の半分でも虫粉に置き換えられれば、餌代の上昇も抑えられると思いますが、まだまだ技術的なハードルが高いようです。

以下引用

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e1a2c1b702a20443a28dafceae21568e17a3b33

東京商工リサーチによりますと、愛媛県愛南町魚類養殖清水海産」が20日、松山地裁から破産開始決定を受けたということです。 同社は1972年の創業でハマチやチダイなどの養殖を行い、地元漁協や水産会社に販路を形成していましたが、2004年ごろにハマチが大量死したことからチダイのみに変更、2013年9月期には3億5000万円の売り上げを計上していました。 近年は2億円台で推移していましたが、2022年9月期は相場の落ち込みもあり1億5800万円にまで縮小、翌2023年9月期には逆に相場上昇で3億2000万円に伸ばしていました。 しかし、従来から収益は低調に推移していたとみられ、さらにエサ代・燃料価格の高騰で資金繰りがひっ迫し今回の事態となったということです。 負債総額は約5億4800万円だということです。

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