採卵の難しさ

 今年もアメリカミズアブの採卵が上手くいかず、小バエが産卵していきました。

 アメリカミズアブの成虫の生存期間は5日程度で、その間に交尾と産卵をする必要があります。(ちなみに小バエの成虫の生存期間は7日程度)
 となると、成虫の密度が必要になってくるように思えます。
ラオスでの研究では30cm立方の虫かごに100匹程度の成虫を入れれば採卵出来るとありましたが、5日程度で死んでしまう成虫を100匹確保し続けるのは大変です。

 サナギの羽化のタイミングを考えると1000匹のサナギでは不足するように思えます。
それこそ5000匹のサナギを用意できれば、100匹の成虫を常に確保出来るかもしれません。

 今年は秋になりましたので、繁殖などの実験は終了して、また来年に向けて勉強と準備をしたいと思います。