大手ガス会社がサーモンを陸上養殖

 名古屋市に本社を置く『東邦ガス』がサーモンの養殖に参入されています。
LPGを気化させるとき使用した2-4℃の海水を利用しています。
 今年は60tの出荷を見込んでいます。

 ちなみに60tのサーモンを養殖するには1.2倍程度の72tの飼料が必要となります。
飼料の45-50%は魚粉ですので32.5-36tとなります。
 そのうち半分を虫粉に置き換えるには約16-18t必要となります。
月あたりにすると乾燥虫粉1.5t程度になるかと思います。
 インドネシアの事例では1tの食物残渣から45kgの乾燥幼虫が捕れるようですので、毎月1.5tの乾燥虫粉を利用するには、33t程度の食物残渣が必要となります。
 1日約1tぐらいの有機廃棄物を再利用することが出来ますね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dabfa92d3596515a651813cd85a879a9f34150c3?page=1

アメリカミズアブの採卵について

マンションのベランダで育てているアメリカミズアブですが、なかなか産卵しません。
ケージ内の成虫の密度が低いのか、温度や湿度が悪いのか、それとも他に要因があるのかわからないので、産卵条件について調べています。

こちらの文献では比較的小さなケージでも、一定数の成虫の密度があれば産卵をする様です。
ただ、同時に成虫を100匹用意するのもなかなか難しいところです。

ラオスの養魚餌料として有望なアメリカミズアブの周年採卵技術

アメリカミズアブの受精卵を得るためには、従来は2 m四方程度の大型網室に1,000頭あまりの羽化後間もない成虫を入れる必要があるとされてきたが、小型の網室(27 × 27 × 27 cm)に成虫100頭弱を入れることで受精卵を得ることができる

https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2015_c02