アメリカミズアブとミルワーム

飼料用昆虫として注目されているのが、アメリカミズアブとミルワーム。
それぞれに特徴があると思いますが、何が違うのでしょうか。

アメリカミズアブはサナギから成虫にかけてエサを食べません。成虫は水分だけを接種して5日程度で死にます。
ミルワームはチャイロコメノゴミムシダマシの幼虫で、成虫もエサを食べます。
また幼虫と成虫の生育環境が似ており、同じケージで飼うことが可能ですが、共食いをするので幼虫やサナギなどは食べられてしまいます。

 ヨーロッパ、東南アジア、中央アジアなど海外ではアメリカミズアブの養殖が盛んで、比較的文献も手に入れやすく情報が豊富にあると言えます。
 アメリカミズアブは前繭段階で幼虫と生育環境が違うので、共食いリスクが無いと考えられています。

 また、アメリカミズアブは明治時代に日本に入ってきており、仮に自然環境に逃げてしまっても生態系に影響を与えることは少ないと思います。

 ただ、アメリカミズアブは便所ハエと呼ばれており、印象は良くないようにおもいます。

 

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