前繭の脱走対策について

 アメリカミズアブの幼虫は、前繭、サナギ、成虫と成長します。
幼虫は湿潤な所を好みますが、前繭は羽化に最適な乾燥した場所に移動します。
同時期に孵化した幼虫でも個体差で前繭になるタイミングは数日異なります。
ですので、脱走対策は必須となります。
 「蓋」をするのが簡単ですが、湿度や餌の管理を考えると、蓋をするのは最適とは言いにくい面があります。
 前繭段階の少し前の段階で出荷するのが現実的な判断だと思います。
 次世代へ卵を収穫する場合は専用の空間を用意するのが良いと思います。