アメリカミズアブのメスは1回当たり400-800個の卵を産卵すると言われています。
そのうち幼虫として孵化する割合は60%程度と推定されています。
孵化後5日齢の幼虫が成長し、前繭になるのは90%程度、前繭からサナギになるのは85%、サナギから成虫に羽化するのは85%程度と言われています。
ですので500個の卵が成虫になる数は200匹程度と推定されます。
雄と雌で半分と考えると、500個の卵から100匹のメスが生まれ、それぞれが500個の卵を産卵すると仮定すると1回のlifeサイクルで100倍の個体が生まれることになります。
ですので、幼虫の数を維持するのに必要な卵の割合は1%程度となります。
残りの99%の幼虫は商品として出荷することが可能になります。
非常に再生産性が高い生物と言えます。