廃棄される有機物を餌として養殖される昆虫の幼虫ですが、生産物としていくつかのものがあります。
生産された幼虫は、そのまま出荷されることもありますが、乾燥させてから原料として出荷されることがあります。
乾燥後粉末にして家畜などの飼料として直接加えられることもありますが、絞ることで動物性油脂を分離することが出来ます。
この段階で、動物性油脂と絞った粉末に分けられます。
それぞれに用途があり、油脂を絞った粉は魚粉の代わりのタンパク質として、家畜などの飼料に添加され利用できます。
また油脂は、家畜用飼料の添加物、ペットフードの添加物として利用できるだけではなく発展途上国などでは石鹸に加工して利用することも可能です。
また、生産段階で出てくる幼虫の糞や脱皮後の抜け殻は良質な肥料として使用可能です。
一般的に有機物を肥料をとして活用するには発酵過程に数ヶ月かかります。
ですが、幼虫が食べ、糞や抜け殻を肥料として活用するには10日前後で可能です。
短期間で有機物を肥料にするために活用する事もできます。